学会・研究会情報
第370回 日本近代語研究会
日程:
2020年2月22日(土)
場所:
明治大学 中野キャンパス 高層棟2階 208教室
■発表
近代翻訳小説における無情物主語の受身文
仲村怜(明治大学大学院生)
無情物名詞を主語に置く構文は、近代以降の西欧語翻訳の影響を受けて用法が拡張したと多くの先行研究で指摘されてきた。本研究では、拡張したとされる用法のうち、特に受身文に焦点を当て、明治~大正期の翻訳小説中の訳出例を調査する。無情物主語の受身文がどのように訳出されたのか、また、訳出パターンにどのような通時的な変遷が見られるかを分析し、近代の西欧語翻訳の影響について考察を行う。
■参加無料